【その6】少女漫画がおもしろい!


河内遙さんの『関根くんの恋』(全5巻完結)。


ものごとは自分の意思とは無関係に、相手の望み通りにただただ流れて過ぎ去っていくもの。

抗えば抗うほどに、面倒なことは面倒になってゆくから。

だから、自分の意思はどこかに忘れてきた。

求められるがままに、30年間それでうまくやってこれたハズなのに、

こんなに涙が溢れてくるのはなぜだろう?


イケメンでエリートなのに、どこかズレてて残念な男・関根圭一郎、30才。

彼を端的に言い表すなら、「罪深い無知」と「かなしい完璧」。

外から見れば、仕事もできる・女にもモテる・何をやってもデキる、完璧にデキてしまう。

だけど、ホントは自分の気持ちもわからない、好きな女性に気持ちだって全然伝わらない、

情緒不安定なのか、勝手に意味不明の涙だって突然あふれ出てくる。

自分の意思に従って動くってどうすりゃいいのか、もはや全然わからない!


ずっと受け身の人生を送ってきた関根くんの精一杯の意思表示が、

中途半端過ぎて相手を混乱させたり、すれ違いの原因になったり・・・。

謎の手品とか、編み物にハマったりw

不器用に奔走(迷走?)しまくる完璧すぎるイケメン・関根くんにハラハラします。

(ハラハラというか、近所のおばさんみたいに「大丈夫かしら?」と心配になる、そんなこころもちになりますw)


河内さんの漫画に出てくるイケメンは、見た目「ん?イケメンなのか?」って

思うことが時々ありますw

でも、基本私の好きなシュッとした切れ長三白眼の涼しい顔で、

ふとしたしぐさや雰囲気がなんだか色気があってやっぱりイケメンなんです!

これ、「のだめ」の二ノ宮知子さんの描くイケメンと通ずると思ってますw

個人的には『涙雨とセレナーデ』の孝章が一番タイプです!

(こちらは現在連載中ですが、独特なファンタジーで面白いです!)

でも、『夏雪ランデブー』の葉月も好き。(あ、誰も得しない興味ないムダ情報すみません・・・)


河内遙さんは以前にも紹介した『夏雪ランデブー』の作者です。

この方の漫画、他の作品も読んでますが私はとてもすきなんです。

キャラクターもクセがあるし、ストーリーも独特で、

ちょっと不器用な人たちが出てくる、なんだかへんてこな人間模様。

河内さんの作り出すそんな世界が私は大好きです。


最近は漫画にハマり過ぎて、大体月に50~60冊ペースで読んでます。

少し前まではもっとハイペースで80冊くらい読んでましたが、

レンタルも古本もそれなりにお金がかかるので、今のペースに落ち着きました。

紹介したい作品が本当にたくさんあるんですが、なかなか文章がうまく書けないです・・・。

なので、今後備忘録の役割も込めて、ザックリまとめて紹介をしていきたいなぁと思ってます。