こだわらないというこだわり


もともと、私はあまりこだわりが強い方ではありません。


それが、最近ますます拍車をかけてこだわりがなくなってきました。

もちろん全くないワケではなくて、

「これでなければ!」「こうでなければ!」という強い思いはなくて、

「これがいいな」「こうであれば、なおいいな」というゆるーい具合です。


一時期、あまりにも色んな場面で『なんでもいい』という気持ちが多くなってきて、

自分を心配したこともあったけど、

その、自分の『なんでもいい』を観察していると、

『どうでもいい』とは違うことがわかって心配するのは辞めました。


「こうであってもいいし、こうでなくてもいい、

どちらにしても自分にとっていい結果にしてやる」という

確信のような思いがあるのだとわかりました。


自分が考える範囲のことは、自分の中の大きさでしかなくて、

それ以上になることも以下になることもないけど、

時々、他の誰かに委ねたり、いつもとは違う選択をすることで、

自分が思っていた以上のことが起こったり、見えたりして自分の世界が広がる。

それが最近は楽しくてしょうがない。


多分、これは『こだわらない』という私のこだわりなのかなぁ、

と思ったりもします。

facomi to usachan

Tomoko Terahara / NANANOKO_pianeta Illustration