おこらないひと


「怒ることあるの?」


時々、そう聞かれることがあります。


当然のことながら、私はごく普通に腹も立てるし、怒るし、傷つく。

だって人間だからね・・・。

怒らない人なんていないと思うよ、っていつも思う(^^;


私は他の人より、怒りを外に出さないのだと思う。

出すのがあまり得意でないだけです。怒ると疲れるし(^^;

(親しい人には激しく出すときももちろんある!

激しく怒りを出せるって一種の甘えというか、信頼関係があるからこそのように思う。)


でも時々、『怒らない=傷つかない』と勘違いする人がいて、

ひどいことを言われたり、されたりすることがある。

とても悲しくなるし、すんごい腹も立つ。もちろん傷つく。

でも、やられたからと言ってやり返すことはほぼありません。

(ほぼってことは時々あるみたいです・・・笑)

誰かを傷つけると、必ず自分が傷つくことがわかっているから。

というより、状況を把握するのに時間がかかって、

後で猛烈にムカつくということが多いので、

リアルタイムで怒りを出せないことの方が多いのかも(笑)


人は誰しも『自分のために生きている』と私は思っています。

少なくとも私はそうです。

皆そうかも知れませんが、どうすることが自分にとって一番いいかを

なるべく考えて行動します。

だからといって、自分のことだけを考えているわけではなく、

行動の基本は『誰かのために5割・自分のために5割』。

『誰かのため』だけに行動すると、しんどくなったり、恩着せがましくなって、

見返りを期待してしまうことがあるから。

でも、たいていのことは『誰かのため』にしたつもりのことが、

実は結果的に『自分のため』になっていた・・・、

ということの方が多いのかも知れません。


腹を立てたり、立てられたりするのって、

案外他人は関係なくて、自分自身の問題だったりします。

(もちろん悪意ある言葉や行動のときもあるので、一概に言い切れないけど)

私も時々、勝手に誰かの言葉に傷ついたりしてしまいますが、

それって、よくよく考えてみるとその誰かのせいでは全然なく、

自分のコンプレックスが原因だったり、

自分を大事にできていないときだったりします。


自分を大事にできているときは、いろんな物事がわりとちゃんと見えていて、

結果、他の誰かも大事にできる気がします。


結局何が言いたかったのか・・・。

ここ数日、激しく体調を崩して会社を休んだりして、

時間が有り余っていたからか、いろんなことを考えさせられてしまいました。

これもデトックスの一種かなぁ、と思いながら日々モヤモヤしています(^ー^;

facomi to usachan

Tomoko Terahara / NANANOKO_pianeta Illustration