私たちをかたち作るもの
「キャラクター」というと、どうしてもマンガやファンシーグッズのキャラクターを
思い浮かべてしまいますが、私たち人間も「キャラクター」といえばそうです。
「愛されキャラ」とか「いじられキャラ」「キャラが濃い」とか言いますよね。
容姿・性格・思考・動作・しぐさ・声・経験、
さまざまな要素を総合して個人の「キャラクター」が出来上がります。
同じ行動をとっても、許される人とそうでない人がいるのは、
この「キャラクター」の違いにあると思う(^^;
人の数だけ「キャラクター」が存在する。
多くの要素がその人の「キャラクター」をかたち作っていることに、
とても興味があります。
私たちは自分を含めて、相手の限られた面しか見えていないし、
見ようとしていないことが多いように思います。
「あの人はああいう人だからね。」と一面だけを見て決めつけてしまうことも多い。
別にそれがいいとか悪いとか、そういうことでもない。
人には複数の面がある。
好きなところ、嫌いなところ、どんな人にも必ずあります。
だって一つの面しかない人間なんて、存在しない。
いたとしたら、きっとあまり魅力を感じないと思う。
よく言われる、光があれば必ず影がある、影があるということは光が存在する。
相対するものが共存しているからこそ、人間は魅力的だと思うのです。
たとえば「ポジティブ」と「ネガティブ」。
私たちはついつい「ポジティブ」が良くて「ネガティブ」は良くないものとして
扱ってしまう。
しかし、果たしてそうかな?私はいつも疑問に思います。
そんなの誰かが勝手に決めたこと。
私たちは、「ポジティブ」も「ネガティブ」も両方の面を持っています。
そのバランスが人それぞれ、その時々違うだけ。
私はどちらもバランス良く持っていたいと思うので、
なるべくどちらも強くならないよう「フラット」な状態を心がけています。
だけど、いつもそうバランスよくいられるワケじゃない。
「ポジティブ」が強くなり過ぎると、
『思慮が足りないなぁ』と嫌な気持ちになることもあるし、
「ネガティブ」が強くなると、暗い気分を周りに振りまいているような気がして、
更に落ち込んでしまうこともある。
どちらもあるからこそ、そしてそのバランスがいつも一定でないからこそ、
深く考察して他者に歩み寄ることができるのだと思う。
以前、何かの記事でメジャーリーガーの川崎宗則選手が
『ポジティブしかない人は人を傷つける』と言っていて印象に残っています。
どちらか一方が極端に強い状態は、物事を一方向からしか見れない状態だと思うし、
そういう時は、視野が狭く人の気持ちを汲み取ることができない。
複数の視点から見られる状態だからこそ、
相手の立場に立って考えることができるのだと思う。
なぜこんなことをくどくど考えているかというと・・・、
最近マンガやアニメを見るようになって、自分の好きなキャラクターには、
2種類にわかれるものの、どちらも必ず相対する面を持ち合わせているという
共通点があることに気付いたからです(^^;
①絶望的な状況に陥っても、わずかな希望がある限り自分とまわりの人、
すべてを信頼して前進する無敵のポジティブタイプ。
でも、その背景には辛い過去があったりします。
だからこそ誰よりも光に向かって力強く前に進もうとするのかも。
②過酷な過去があり、葛藤し自分もまわりも傷つけつつも、
他者と触れ合う中で光を見出して自由や幸せを求めて変化していく
ツンデレなネガティブタイプ。
どちらも複数の面を持っているという背景があるからこそ、
魅力的なキャラクターが出来上がっています。
大切なことは、どんな面も良いも悪いもないということ。
どんな面も愛すべきその人の一部。
どんな人も異なる魅力に満ちている。
そう思っていたいと思いつつも、時々自分の一部を否定したり責めたりしてしまう。
ここしばらく、そんな状態にあったので自分に言い聞かせるための日記でした(笑)
※TOPページの絵を入れかえました。カレンダーの2月バレンタイン仕様?になっています。
いよいよカレンダーも出来上がります!まさに今、印刷中。長かった・・・。
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