はじめての色を着てみる


これまで敬遠し続けてきた色、茶色。


私の肌は、オークル系のザ・日本人な肌色。(オークルは“黄土色”、ファンデーションでいうとベージュとピンクの中間、ピンクより黄色が強く、ベージュより黄色が弱い)

常々思ってきたが、この日本人のオークル系の肌色に茶系のカラーは合わない・・・。と私は思う。

肌の色がくすむ。

肌の色、髪の色、顔立ち、体型(骨格)、キャラクターの持つ雰囲気、いろんな要素を含めてその人に似合う色というのは決まるとは思うけれど、「肌を美しく見える色を選ぶ」という点で考えたら、やっぱり合わないと思う。


ベージュはピンク系・オークル系にかかわらず、色素が薄く肌の白い人には、これほど肌を美しく見せる色があるのかというのと同時に、ベージュってこんなに美しい色なのかと肌も服も美しく見せる。また、逆の淡い色ではなく強いキリッと鮮やかな(?)茶色は色素の濃い黒い肌の人によく合ってかっこいい。と私は思う。


同じ色でも、「赤みがかった」「青みがかった」「黄みがかった」というように色の印象は複数変わる。では、私の肌に合う茶色はないものか?と思っていたところ、大好きなnaniiroからとても美しい茶色の布が出ていたので試してみることにしました。



襟小さめの前開きシャツ。前立て部分がかぶせになっていて、うしろはヨーク切替でギャザー、裾はうしろがややラウンドしています。

(作りかけで半年以上放置してしまい、ギャザーの寄せ方も汚いしとにかく仕上がりが雑…。縫い方がこれまでで最強に汚いけれど、もうやり直す気にもなれないほど手の付けようがない感じで。。あー、何度見ても悲しいー)


この布、2018年のnaniiro『Mercy』というコットンサテンですが、A~Cの3色展開。A=クリームイエローのような感じ・B=シアンかな?・C=ブラウンです。

ブラウンは青みがかっているようにも、赤みがかっているようにも見え、なんとも表現しがたい色です。(このサイト、画像が劣化するので色がきれいにでません・・・悲しい)

またコットンサテンの質感が細い糸を密に織ってあるので、薄くしなやかで光沢があり、光の加減で色の印象も変わります。

なんといっても、私このブラウンとブルーという組み合わせがめちゃくちゃ好きです!

オレンジとブルーは補色ですが、どちらの色もダーク系にいくと存在感を保ちつつお互いの色を引き立てる色の組み合わせだと思う。多分(^^;

という考えでいくと、私のオークル系の肌に「黄みがかった」色は基本的にあまり合わないのでは?

イエローの同系ではどちらの色もくすませる?補色にあたるブルー系が合う?

ということは、「青みがかった」色が合うのでは!とか言いつつ、専門的なことわからないので結局よくわからないけれど(^^;


という勝手な見解で試みましたが、結果「青みがかった」ようにも見えるこのnaniiroの『Mercy C』は着てみたら似合った!でした(^^;


この布、めっちゃ驚いたことがあって・・・、

もともと襟なし・七分袖のシャツ作ろうと思って買ったので、襟あり・フルレングスに変更したら布が少し足りず、後からネット(公式オンラインショップ)で買い足したのですが・・・、

同一の商品と思えないほど色も質感も別物!!



本当にびっくりした(^^;

左が先に買った方、右が後から買った方。どちらも公式のショップで購入。

ロットによって多少違いが出ると聞いたことはあるし、最初の購入から間が空いていたけど、ここまできたら別物では?

買い間違えたかと思って、何度も見返したけれど合ってる・・・。

青みがかった色はどこへ・・・、すっかり黄みがかったブラウンだしコットンサテンと言えるのかこれ、という質感(^^;

どうしたもんかと思い、顔から遠い位置の袖だけ後から買った布にしました。

↓ この画像見ると違いがよくわかります。


うーん、これはこれでいいことにしよう。

こんなこともあるんだなー、とびっくりしました。


縫い方汚いし出来の悪い服になってしまったけど、久々の洋裁日記でした。おしまい(^^)