3‐【模写】『人物』の練習をはじめました


またもや前回に引き続き、マンガ『カーニヴァル』の表紙を模写。

今回は、特に難しそう・・・と感じていた5巻に挑戦。


とにかく難しかったのは、顔のバランスと目元、ジャケット。

模写をしているとよくわかるのですが、マンガのキャラクターの顔って、少年マンガ・少女マンガに限らず、本当に絶妙なバランスで成り立っています。

特に目元は線の向き、太さなど少し変わるだけでキャラクターの顔が変わってしまいます。

この平門(ひらと)というキャラクターはまさにそれで・・・。

ほんの1ミリ目の位置が変わるだけで、バランスが崩壊してしまう。

ものすごいバランスで成り立ってるなぁと思いました。


あとは、このキャラクター懐が深く紳士的で、でもひねくれた性格をしているのですが、

目元に優しさが滲み出ています。

この目元から滲み出る優しさ、これを描くのがとんでもなく難しかったです。

目に表情を出すのって難しい・・・。

何度も何度も修正を重ねて、少し描けたようにも感じますが、

結局描ききれなかった。


↓ オリジナルはこちら。


今回は、画像多めですが模写ができるまで、を少しご紹介(笑)

まず、輪郭線を描いて、次に私は顔から描き始めます。

以前は全体的にまんべんなく仕上げていくことが多かったですが、

今は自分が描きたい所から描くようにしています。



そして、髪の毛。ベースを塗ってから何段階にも分けて影を入れていきます。

最後にベースや影以外の色や細かい箇所を描いていきます。

そして、シャツ・ネクタイ、手袋。それぞれ、これも本当は何層にも分かれています。



そして、難関のジャケット・・・。

本当に描けるのかとかなり不安でしたが、試行錯誤の後なんとかなりました(^^;

もう、ベースを塗って、その後オレンジやら青やら塗ってる時、

なんかカビたジャケットみたいに見えて(笑)

でも、何層にも濃淡さまざまな影や光を書き足していくと、いつの間にか、それらしく見えてきた!って感じでした(^^)



そして、ジャケットのボタンや旗のような模様、

手に持った帽子を仕上げていきます。


最後は背景の蝶や星を書いて、全体的に発光する白い粒状の光を描いて完成。



今回は、描きたくなったら10分だけでも描く、描きたくなくなったら即やめる。

これを一日に何回も繰り返して描きました。

そうすると、トータルすると結構な時間描けるし、描いてる間は本当に楽しんで描けます。

結局1ヶ月近くかかって仕上がりましたが、その方法で本当に楽しんで描けました。

今は燃え尽き症候群のようになってます(笑)