ピーターラビット展に行ってきました
ピーターラビットって昔から知っているし、かわいいなぁと思ってましたが、
実は絵本は読んだことがありません。
ピーターのお父さんがパイになったのは知っているけど(^^;
(展覧会の『登場人物相関図』的なところでも、お父さんの紹介はパイの姿だったことが衝撃!)
作者のビアトリクス・ポター生誕150周年を記念した今回の展覧会、
貴重な自筆原画やスケッチが大盤振る舞いで展示されていました。
時系列で作品ごとに、まるで絵本のごとく並べられていて、
わかりやすく、とても見やすかったです。
どういう風に遠近感を出しているのかとか、
質感をどういう風に色で描き分けているのかとか、
線の強弱をどういう風に生かしているかとか、
私は絵を描くので、描く側の視点でしか見ることが出来ませんが、
せっかくだから今回はもう少し物語の世界に浸って見ればよかったなぁ、と後で少し後悔。
展覧会を見るのはいつもハイスピードで、
あまりすべての絵にじっと立ち止まって見ません。
基本的に人の多い空間が苦手なので、さっさと終わらせたいというか・・・。
だったら見に行かなきゃいいのにって突っ込まれそうだけど(^^;
ビアトリクス・ポターは元々、観察力があり絵が上手いのですが、
作品が増えるごとに、どんどん絵が上手くなっていくのがすごかったです。
最初はモノクロでしたが、色がついたピーターが登場すると
そのかわいさに感動!
ピーターはほとんどデフォルメされず、ウサギが立ち上がって歩いたらこうなるだろうと、
本物のウサギの骨格を元に描かれているそうです。
なので、決してマンガのようなコミカルな豊かな表情や姿で描かれてはいないのに、
なぜかとても愛嬌があって愛らしいのが不思議です。
また、ビアトリクス・ポターの人生の出来事も作品と共に紹介されており、
彼女の時間の中に差す光と影もちらほらと姿を現します。
商品プロデューサーとしての才もあったその人物像にも興味をそそられます。
200点以上の作品や資料が、絵本の文章や解説とともに展示されているので、
非情なまでにスイスイ見る私でさえも、40分かかりました。
(過去、入口で30分並んで10分で見た展覧会があります・・・笑)
ピーターラビットの世界を堪能でき見応え十分なので、ぜひどうぞ。
関西地区では4月2日(日)まで、
グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボで開催中です。詳細はこちら。
私は結局、↑のポストカード2枚しか買いませんでしたが、グッズ販売も充実してます。
ポストカードは紙質も良くエンボス加工が施してあり、かっこいいですよ。
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